キャンベルテストって?
キャンベルテストは、ウィリアム・E・キャンベルが提案する子犬の性格判断テストです。
犬の支配性、独立性、従属性などの強さを測るもので、欧米ではかなりメジャーな方法です。
子犬を買う(飼う)前に調べる機会があれば試してみてください。
キャンベルテストは、生後12週目までを目安に、なるべく生後5~7週目で行うと、はっきり性格がわかるそうです。
詳しくは彼の著書の「愛犬のトラブル解決法」に掲載されています。
キャンベルテストは、周りに犬の気を散らすものがないところで行います。
ワンちゃんの反応に該当するアルファベットをメモなどに残して、結果を見てください。
早速やってみましょう!
社会生活に対する興味のテスト
犬から離れた所で、しゃがんで手を軽く鳴らしてみた時の反応
dd:すぐ近づいてくる・尻尾が上がっている・飛びつき手を噛む。
d:すぐ近づいてくる・尻尾が上がっている・前足を出す。
s:すぐ近づいてくる・尻尾が下がっている。
ss:ためらうが近寄ってくる・尻尾が上がっている・飛びつき手を噛む。
i:興味を示さず、全然近寄って来ない。
人についてくる性質のテスト

キャンベルテスト
立ち上がって犬の周りを歩いてみた時の反応
dd:すぐについて来る・尻尾が上がっている・足を噛む。
d:すぐについて来る・尻尾が上がっている・足にまとわりつく。
s:すぐについて来る・尻尾が下がっている。
ss:ためらうけどついて来る・尻尾が上がっている。
i:全然ついて来ない。立ち去ってしまう。
束縛された時の支配性テスト
犬を優しく仰向けにして片手を胸にあてて犬が動けないように30秒間その押さえた時の反応
dd:猛烈に暴れる・足をバタバタさせる・噛む。
d:猛烈に暴れる・足をバタバタさせる。
s:暴れる・その後静かになる。
ss:静かにして手をなめる。
社会生活における支配性のテスト
子犬を正面に座らせ、背中、首、肩等をつまんでみた時の反応
dd:飛び上がる・前足を出す・噛む・唸る。
d:飛び上がる・前足を出す。
s:体をくねくねさせる・手をなめる。
ss:ひっくりかえる・手をなめる。
i:どこかに行ってしまう
持ち上げられた時の支配性のテスト
指を広げて子犬の胸の下に手を入れ持ち上げ、床から少し離して30秒間そのままでいた時の反応
dd:猛烈に暴れる・噛む・唸る。
d:噛んだり唸ったりはしないが猛烈に暴れる。
s:暴れる・その後静かになる・手をなめる。
ss:静かになって手をなめる。
キャンベルテストの結果でわかる子犬の性格

キャンベルテスト
支配性と従属性がわかります。
dd=支配性が非常に強い
d=支配性が強い
SS=従属性が非常に強い
S=従属性が強い
i=独立心が強い
“dd” が2つ以上あり、他にも “d”がある
この犬は子供や老人には向かない、取り扱いの難しい性格です。
躾けをするには、このテストと同じ内容の事を、犬が受け入れるようになるまで毎日繰り返して下さい。
3つ以上 “d” があり、1つ “dd”がある
かなり支配性の強い性格の犬です。
やはり、テストの内容を繰り返し行いましょう。
3つ以上の”s” がある
だいたい全ての家庭犬に適した性格です。
2つ以上 “ss”がある
非常に従属的な性格の犬です。
手荒く扱うとこのタイプの犬は駄目になってしまいます。
沢山誉めて力づけて、とにかく優しく扱うことですね。
テスト結果を簡単に言うと…
「d」や「dd」が多いほど、やんちゃで、躾が必要になる事が多く 「s」や「ss」が多いほど、おとなしく飼い易いと考えればよいですね。
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