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柴犬について

柴犬について 犬種
柴犬について

柴犬ってどんな犬?

日本の国民的な犬種である柴犬は、可愛らしさと人懐っこい性格で、多くの人々を魅了しています。

あなたもきっと、その愛くるしい姿や忠実な性格に一度は心を奪われたことがあるのではないでしょうか?

柴犬の魅力に迫ってみましょう!

由来・起源

柴犬は古来日本の山岳地帯で、小動物や鳥の狩猟を手伝っていた小型の土着犬で、日本原産の犬です。

6種類しかない日本犬の中で、唯一の小型犬種で、昭和11年(1936)に天然記念物に指定されています。

現在日本で飼育されている、日本犬種の約80%は柴犬というほど、 常に高い人気が継続している犬種で、小さな身体の中に日本犬の特徴を充分に備えています。

柴犬は、日本の風土にあった体形、体力、性質をもつ家庭犬として飼育され、海外でもアメリカを中心に「シバイヌ=SHIBA」として人気が高まってきており、展覧会等も多く開催されるようになりました。

柴犬の特徴

柴犬は、当たり前ですが、日本犬なので、高温多湿、夏は暑く、冬は寒さが厳しい日本の気候に適応しています。

犬の種類(犬種)について

  • 体格

柴犬は、小柄でコンパクトな体格が特徴です。

一般的には体長が約30~40センチメートル程度で、体重も10キログラム前後と比較的軽量です。

小さめの体ながら、しっかりとした骨格にたくましい筋肉がついていて、丈夫な体と俊敏な動きを持っています。

特に胴体部分はしっかりとした筋肉で覆われており、しなやかながらも力強さを感じさせます。

これは元々猟犬としての役割に由来している特徴です。

  • 豊かな被毛

柴犬の被毛は、二重構造になっており、寒い環境にも適応できるようになっています。

表面の被毛は硬く、下の被毛は柔らかく保温性が高いです。

  • 顔の特徴

柴犬の顔は、三角形の耳とアーモンド形の目が特徴的です。

目はやや斜めに配置され、鋭い視線を持っています。

また、顔には白い部分(しらじら模様)が入ることもあり、これが個体ごとの個性を引き立てています。

  • 尾の姿勢

柴犬の尾は、巻かれた形状が特徴で、背中の上に巻く”巻き尾”と、鎌の刃のような半円を描く”差し尾”と呼ばれる2種類が有ります。

この尾の姿勢は、柴犬の感情や態度を表す大切な要素とされています。

尾が高く巻かれているときは興奮や喜び、下がっているときはリラックスしていることを示します。

柴犬について

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毛色について

主な毛色は赤毛、胡麻(ごま)毛、黒毛の3種類ですが、黒胡麻、赤胡麻、黒褐色、白等に区分けされることも有ります。

日本犬の世界では、茶の毛色を赤毛と呼んでいます。

柴犬は、赤毛が多く、約8割を占めています。

黒毛は、目の上部に、白っぽい四つ目という斑点があり、胸元、腹、足の裏側部分、足先、尾の裏側などは、裏白という白毛で、毛色のコントラストは深味があります。

胡麻毛は、赤毛に黒毛が混ざったもので、黒毛犬と同様の白毛の部分があり、渋みのある毛色です。

この他、白毛の柴犬も少数存在しています。

性格・気質

柴犬の魅力は外見だけではありません。

柴犬の性格を表現する時には、 大胆、忠実、従順、独立心が強い、頑固、勇敢、神経質、社交性に欠ける、規律的等の言葉が使われます。

総体的に頭の良い犬で飼い主の気持ちを読んで行動するので、その賢さと忠誠心も、多くの飼い主たちを虜にしている理由なんです。

しっかりとしたしつけを受ければ、家庭での共同生活もスムーズ。

しかし、賢い犬種なので、躾を怠ると自分勝手な行動をとり、コントロールできなくなるので要注意です。

雄(オス)は気持ちの強さ、雌(メス)は優しさが特徴となる傾向が有ります。

厳しさと優しさをもって躾けることが重要ですね。

屋外では活発に動き回りますが、充分な運動をさせていれば、室内では行儀よく落ち着いて過ごしてくれます。

また、縄張り意識が強いので、見知らぬ人に対しては距離を置いたり、同性の犬に攻撃的になったり、小さな動物を追いかけたりする傾向があります。

柴犬は比較的よく吠えるタイプの犬ですが、躾け、育て方次第で無駄吠えは防げます。

こういった性質は、まさに優秀な番犬に向いているといえるでしょう。

まとめると、素朴な佇まい、飼い主だけを慕う一途さ、忠誠心の強さが柴犬の魅力です。

まさに日本男児、大和撫子(やまとなでしこ)ですね。

体の手入れ、健康管理

柴犬について

柴犬について 上毛と下毛の二層構造の被毛は、1週間に1〜2回ほどブラッシングをしてあげましょう。

また、できるだけこまめにむだ毛を取り除いてあげてください。

柴犬は被毛が短く硬めで、量も少ないので手入れはわりと簡単です。

獣毛ブラシで毎日ブラッシングしてあげる程度で大丈夫です。

日本の気候に適している体質で、寒さにも強いので、さほど病気の心配はありませんが、 手入れを怠って不潔な状態が続くと皮膚病になることがあります。

犬のマラセチア皮膚炎

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ただ換毛期は、皮膚病を予防するためにも、死毛を取り除くため入念なブラッシングが必要です。

犬の中では屈指のキレイ好きですから、自分の周りを排泄物で汚すことは滅多にありません。

体調維持・散歩・運動

俊敏で活発な柴犬は、毎日の充分な運動が欠かせません。

1日30分程度の散歩や、広い場所でたっぷりと走り回ったり、自転車で併走したりと、かなりの運動量でも疲れずに楽しみます。

柴犬は、飼い主と行動を共にすることで満足感を覚えます。

屋外と屋内にいる時間をバランスよく配分してあげるのが理想的です。

なりやすい病気、疾患

  • 白内障

白内障は、犬の目の水晶体が濁り、視界がかすむ状態を指します。

これにより、犬の視力が低下し、最悪の場合は失明することもあります。

白内障は老齢犬によく見られる症状であり、進行する可能性があります。

  • アレルギー

犬のアレルギーは、免疫系が特定の物質に過剰に反応する状態を指します。

花粉、食品、ノミやダニのような外部の刺激など、さまざまな要因がアレルギーの原因となることがあります。

アレルギーは犬種や年齢に関係なく発症する可能性があります。

 

  • 皮膚疾患

アトピー性皮膚炎や菌状皮膚炎、マラセチア皮膚炎などの疾患になることがあります。

皮膚疾患の症状は疾患の種類によって異なりますが、一般的にはかゆみ、湿疹、赤み、脱毛などが見られることがあります。

  • 膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は、犬の膝蓋骨(ひざの前面にある骨)が脱臼して正常な位置から外れる状態を指します。

これによって膝関節が不安定になり、歩行や運動に支障をきたすことがあります。

寿命

一般的に言われている柴犬の平均寿命は、約12歳から15歳程度です。

ただし、個体によって異なるため、健康管理や生活環境、遺伝的な要因などが影響を与えます。

しっかりとしたケアと健康診断が寿命を延ばすポイントとなります。

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