歯周病になりやすさが犬によって違う?
歯周病は、どんな犬でもなる可能性がある病気ですが、歯周病になりやすい犬がいるんです。
例えば、密集した歯や並び方の悪い歯は食べ物のカスが歯の間に詰まりやすく
歯垢が溜まり易いため、歯周病になり易いのです。
犬の中でも短頭種や小型犬は歯周病になり易いということになりますね。
また、犬種に関係なく、年を取った犬や病気によって免疫力が低下している犬、
きちんと口腔ケアをしていない犬も歯周病になりやすいのです。
歯周病になりやすい犬①~短頭種~
犬の種類はスカル(頭蓋骨の長さ)とマズル(鼻の長さ)の長さの比較によって
短頭種(スカル>マズル)、中頭種(スカル=マズル)、長頭種(スカル<マズル)に分けることが出来ます。
短頭種とは、文字通り頭の長さが短い犬のことを呼びます。
短頭種の犬の多くは鼻がつぶれているせいで、
横から見たときに鼻と目がほぼ同じ面の上にあるように見えたり
鼻が顔にめり込んでいるせいで鼻と目の間の皮膚に皺が出来ていることが多いのです。
そして、鼻の部分が短いので、上顎の骨が下顎に比べて小さくなり、
歯並びや上下の歯の噛み合わせが悪くなっていることがあるのです。
ヨーロッパ系の短頭種

ブルドッグ
フレンチブルドッグ、ボストンテリア、ボクサー、ブルドッグ、
ボストン・テリア、チン、
ボクサー、キャバリア
アジア系の短頭種

パグ
シーズー、チベタンスパニエル、チャウチャウ
パグ、狆(ちん)
ヨーロッパとアジアの短頭種の掛け合わせ
キングチャールズスパニエル
ブリュッセルグリフォン
歯周病になりやすい犬②~小型犬~
小型犬は歯が過密状態で生えているため、食べ物のカスが歯の間に詰まりやすく
歯を支えている骨の膜が薄いので、歯の病気を発症しやすくなります。
超小型犬

チワワ
カニンヘン・ダックスフンド、チワワ、チャイニーズクレステッド、
狆(ちん)、トイ・マンチェスターテリア、ノーリッチテリア、
ブリュッセルグリフォン、ポメラニアン、ヨークシャテリア
小型犬

ミニチュア・ダックスフンド
イタリアングレーハウンド、ウェスティー、ウェルシュテリア、キャバリア、
ケアーンテリア 、シェルティ、ジャックラッセルテリア、 シーズー 、
シーリハム・テリア、柴犬、スコティッシュ・テリア、トイ・プードル、
チベタン・スパニエル、日本スピッツ、日本テリア、ノーフォークテリア、
パピヨン、ビーグル、ビションフリーゼ、フレンチブルドッグ、
ペキニーズ、ボロニーズ、ボストンテリア、マルチーズ、
マンチェスターテリア、ミニチュア・ダックスフンド、
ミニチュア・シュナウザー、ミニチュア・ピンシャー、
ミニチュア・ブル・テリア、ラサアプソ、レークランドテリア、
ワイアー・フォックス・テリア
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