おうちのわんちゃんは、歯周病になっていないですか?
歯周病は、歯茎や歯を支える組織に影響を及ぼす炎症性の疾患です。
歯周病で予防の次に大切なことは、早期に異常に気づき、症状がひどくなる前に治療することです。
犬は自分で調子が悪いと訴えることができませんから、飼い主のあなたが
歯周病のサインを見逃さないようにしてあげなければいけません。
犬は歯がなくても人間ほど困らないとはいえ、やはりできるだけ長く健康な歯を保ってあげたいものです。
日頃から愛犬の仕草様子等に注意をして事態が悪化する前に
動物病院への受診をしてみてくださいね。
当たり前ですが、早めの治療ほど効果がありますから。
歯周病を疑うべき症状
歯周病が発症すると主にこんな症状が見られます。
- 歯茎の腫れと出血
歯茎が腫れたり、出血したりするのは、歯周病の兆候の一つです。
犬の歯肉は健康であれば普通はピンク色です。
犬の種類によっては多少歯肉の色が黒っぽい場合もありますが
歯肉が赤みがかっていたり、紫色っぽかったりしたら要注意です。
当たり前ですが、血が滲んでいたり、膿が出ているような場合は
あなたの愛犬は歯周病の疑いが濃厚です。
- 歯の色の変化
犬の歯は本来人間と比べてもずっと真っ白です。
黄ばんでいたり、茶色っぽいというのは、すでに歯垢や歯石がついているからです。
- 口臭の増加
口臭が普段と異なる臭いを放つ場合、歯周病の進行を示す可能性があります。
よく「犬臭い」という言葉を使う人がいます。
実はその匂いは、犬の口臭なのに、それが「犬の匂い」だと思い込んでしまっている人もいます。
犬の口腔は健康であれば、口臭はしません。無臭なのです。
強い口臭がある場合は、獣医師の診断を受けることをおすすめします。
その他、このような症状があれば歯周病を疑いましょう。
愛犬の食べ方・食事の仕方

犬の歯周病のサイン
- 食事量が減った
- 柔らかいものしか食べなくなった
- 食事を食べようとしない
- 片側の歯でしか噛まない
- 食事を嫌がる
- ペットフードを噛みにくそうにしている
- 食べ物を上手く噛めない
- 口からエサをこぼすことが多い
- 噛み方や食べ方が変わってきた
- 餌を食べるのに時間がかかる
- 食欲が無くなったように見える
- 食べるとき痛がっているようだ
愛犬の仕草
- 口の周りを前足で触ることが多い
- 足を口に当てがって不快そうにしている
- 口を足で掻いている
- 口の周りを触ろうとすると嫌がる
- 床や家具などに口をこすりつけることが多い
- おもちゃを咥えて遊ばなくなる
- 頭を振る回数が多い
- 行動に元気がなく、沈んで老け込んだ気がする
愛犬の歯の状態

犬の歯周病のサイン
- 歯がぐらついている
- 歯ぐきから血が出ている
- 歯が黒ずんできた
- 歯が茶色に変色している
- よだれの量が増えた気がする
- 唾液が滴り落ちている
- 歯が以前よりも縦に長くなったように見える
- 歯が抜けている
- 黄褐色の歯石がたまっている
歯周病にならないための予防方法はあるのか?

犬の歯周病のサイン
これらのケアを継続的に行うことで、犬の歯周病のリスクを減少させることができます。
愛犬の口内健康を守り、健やかな生活をサポートしましょう。
- 定期的な歯磨き
犬の歯磨きは、歯周病のリスクを減少させるために欠かせません。
専用の犬用歯ブラシと歯磨きペーストを使用して、毎日や定期的に歯磨きを行いましょう。
一般的な目安としては、1日1回の歯磨きが推奨されています。
歯垢やプラークを除去することで、歯周病の進行を防げます。 - バランスの取れた食事
健康な食事は歯周病のリスクを軽減する要素の一つです。
栄養バランスの取れたフードを提供し、特に歯と歯茎に良い影響を持つ栄養素を摂取させましょう。 - 噛むおもちゃの提供
噛むことは歯の健康に良い影響を与えます。
愛犬のために噛むおもちゃを用意し、適度な刺激を提供しましょう。
これにより歯垢が取り除かれ、歯周病のリスクが低減します。 - 口内ケア用品の使用
歯ブラシや歯磨き液、歯周病予防用ガムなど、口内ケア用品を適切に使用しましょう。 - 定期的な歯科検診
歯科医師の診察を受けることで、早期に歯周病の兆候を発見することができます。
定期的な歯科検診を受け、専門家のアドバイスを受けることが重要です。 - ストレスの軽減
ストレスは免疫力を低下させる要因となり、歯周病のリスクを増加させる可能性があります。愛犬のストレスを軽減し、健康な生活環境を提供しましょう。 - 定期的なチェックと注意
口内を定期的にチェックし、歯茎の異常や口臭などの兆候を注意深く観察しましょう。
早期に問題を発見し対処することが大切です。
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