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歯周病の原因となる、愛犬の歯石と歯垢について

歯周病の原因となる、愛犬の歯石と歯垢について 歯垢
歯周病の原因となる、愛犬の歯石と歯垢について

歯周病の原因とは?

歯周病の原因はいくつかありますが、歯垢(しこう)歯石(しせき)の蓄積は、歯周病の主な原因の一つです。

犬も歯周病になるんです…歯周病ってどんな病気?

食べかすや唾液中の細菌が歯の表面に付着して歯垢が形成され、時間が経つと歯石に変化します。

たまに歯磨きをすれば取れるのでは?と思うかもしれませんが、実はそんなに簡単に取れるわけではないんです…


歯垢(しこう)とは?

歯周病の原因となる、愛犬の歯石と歯垢について

歯周病の原因となる、愛犬の歯石と歯垢について

爪で歯を引っかくと白くてネバネバしたものがついてきます。

これが歯垢です。プラークとも呼びますね。

歯の垢(あか)と書きますが、食べかすではなく、細菌の塊です。

1mgの歯垢には、およそ300種類、数億~10億個もの細菌が棲みついているんですって!!

歯の表面には唾液の成分から薄い透明な膜が作られます。

この膜は食事によって低下するpHの変化から歯を守ろうとする役割がありますが

ここには各種の細菌が付着し、食物中の糖分を栄養源にして増殖を続けます。

そして、ネバネバした物質をつくり出し歯の表面に強力に付着します。

デキストランという物質が関与します。

歯垢の段階では、まだ、歯みがきで取り除くことができます。

 

 

歯石とは?

歯石とは歯垢が硬くなったものです。

歯と歯ぐきの境い目や歯と歯の間に出来た歯垢は、わずか2日間で歯石になります。

歯みがきで磨き残した歯垢が、唾液の中のミネラルと結合して硬くなって出来ます。

歯石は食物のカスなどが石灰化したもので、体にとってたいへん有害な物質です。

通常、歯石は歯の外側から形成され、徐々に歯の内側や歯間にも広がっていき、歯肉を圧迫するようになります。

歯石は、歯磨きだけでは取り除くことができません。


歯石は歯の病気の最大の原因

「石」という字の通り、歯石はとても硬く、いったん付いてしまった歯石は歯ブラシでは取ることが出来ません。

日常の歯みがきでは完全に歯垢を除去することは困難なため、

どんなにハミガキをがんばっても、歯石は少しずつついてきます。

歯石が歯肉を圧迫すると歯肉炎を起こし、さらにひどくなると、歯の周囲の組織や歯を支える骨が冒され、

歯肉がなくなって歯が露出してしまいます。

このような状態になると、愛犬の口臭がひどくなりヨダレを垂らします。

また、食欲がなくなって、体重減少を引き起こすこともあります。

犬の歯周病のサイン

歯石の体全体への影響




歯石の悪影響を受けるのは、口の中だけではありません。

歯周病は感染症ですので、歯周病菌が血液や唾液などに混じって全身に流れていけば

歯周病以外の病気になる可能性は否定できず、体内に回ると、いろいろな臓器を冒します。

心臓に入ると細菌性心内膜炎、肺に入ると肺炎、肝臓に入ると肝炎、腎臓に入ると間質性腎炎、骨に入ると骨髄炎、関節に入ると関節炎など、いろいろな恐い病気を引き起こす可能性があるんです。

歯周病の原因となる、愛犬の歯石と歯垢について

歯周病の原因となる、愛犬の歯石と歯垢について

まとめ

歯垢・歯石は犬の口腔健康に大きな影響を及ぼす可能性があります。

適切な歯磨きや口腔ケア、そして定期的な獣医の診察が歯垢・歯石の蓄積を防ぐために大切です。

愛犬の口腔ケア・歯磨きの基本

 

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