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ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォン

ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォン 犬種

ワイアーヘアード・ポインティング・グリフォンは、オランダとフランスで生まれた、多才な猟犬です。
ワイアーヘアードは硬い毛という意味で、その名の通り、ゴワゴワであまり抜け毛のない毛並みが特徴です。

ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォンの特徴

被毛の色

被毛の色は、スティールグレイに白のマーキングを基本とし、
チェストナットブラウン、ホワイトアンドブラウン、
ローン、ホワイトアンドオレンジなどのバリエーションがあります。

そして、この犬の被毛は二重構造になっています。

この二重構造の被毛は、ワイアーヘアード・ポインティング・グリフォンがあらゆる地形で狩猟できる理想的な状態を維持するために重要です。ふんわりと暖かく、体を乾燥させる厚い下毛と、擦れから皮膚を守る硬い外側の毛になっています。

ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォンの歴史

歴史

ワイアーヘアード・ポインティング・グリフォンを創り出した、オランダの猟師エドワード・コルタールは、あらゆる地形で狩猟できる犬を欲しかったんです。

それで、彼は、
優れた嗅覚、力強さ、忍耐力、水をはじく被毛、
主人と協力する意欲が豊富な犬として、
ジャーマン・ワイアーヘアード・ポインターやセッター、
そしてフレンチ・ウォーター・スパニエルなどを交配したんです。

そうやって生まれた、
ワイアーヘアード・ポインティング・グリフォンは、ポインターとレトリーバーの特徴を持っています。

セレブに愛された犬

あまり一般的ではありませんが、モナコのラニエ3世やグレース・ケリーの夫もワイアーヘアード・ポインティング・グリフォンを飼っていたんですよ。

貴族たちに愛されたエレガントな犬種なんです。

ポインターとレトリーバー

「ポインター」とは、狩りで獲物を発見した時に、その場所を示す行動をする猟犬のことです。

「レトリーバー」は、特に鳥を撃ち落としたり水中から、物を取ってくるのが得意な猟犬のことです。

ワイアーヘアード・ポインティング・グリフォンは、ポインターとレトリーバーの特徴を併せ持ちます。

ポインターとレトリーバー

狩猟犬として

グリフォンはすごく嗅覚がいいし、ごわごわしたワイアーの毛で、いばらなどで怪我をしにくいし、
水をはじく被毛と、力強い足腰を持ち合わせているから、ウズラやウサギ、それから水鳥などを狩るのにもぴったりなんです。

陸地や湿地、水中でも狩猟や回収ができる、理想の猟犬なんですよ。

この犬は、作った人が望んだ通りに、すごくたくさんのことができる猟犬になりました。

そして今では、ただ猟犬としてだけでなく、
ペットやショードッグ(犬のショーに出る犬)としてもたくさん飼われていて、北米やヨーロッパなどで人気があります。

また、家や倉庫などの番犬としても使えて、本当に多才な犬なんです。

身体のサイズの基準

ワイアーヘアード・ポインティング・グリフォンの体の特徴ですが、

体高は、オスが55~60cm、メスが50~55cmです。
体重は、オスもメスも大体20kg~25kgです。

足は長くて、大きな耳が垂れていて、尾も長めなので、半分の長さに切断することもあります。

目はイエローかブラウンで、鼻はブラウンです。
大きな丸い目は賢さと愛らしさを感じさせ、どんな表情も魅力的です。

この犬は、口ひげや頬ひげがあることが特徴です。
口ひげは、獲物を見つけた際に、主人に知らせるために使われていたと考えられています。

ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォンの性格

性格

ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォンの性格は、飼い主に忠実で命令によく従い、社交的で愛嬌があります。
見知らぬ人や他の動物に対しても友好的で、成長してからも子犬の気質を失わないといいます。

運動・健康

ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォンには、毎日の散歩や運動が欠かせません。

毎日1時間程度の運動を取り入れてあげましょう。
人間が大好きですので、屋外飼育には不向きです。
被毛は一週間に1~2回ブラッシングと、年に1~2回の無駄毛手入れが必要となります。

健康面では、遺伝的疾患が少ないことで知られています。

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