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行方不明から12年~奇跡の再会ストーリー~マイクロチップが導いたビションフリーゼの生還に心が温まる!

マイクロチップが導いたビションフリーゼの生還 物語

ペットにマイクロチップを装着することは、世界的に普及しています。
思わぬアクシデントが起きて離ればなれになってしまっても、装着されたマイクロチップの情報から、ペットが無事に飼い主の元へ帰れたというニュースを耳にすることも珍しくなくなりました。

アメリカのアリゾナ州では、幼い頃に行方不明になってしまった犬が12年ぶりに家族の元へ戻ってきたという
感動的な実話が話題になりました。

愛犬が行方不明に

愛犬ミニオンが行方不明に

話は12年前にさかのぼります。
スキップとローリーのクランドール家の子供たちがまだ8歳、10歳、12歳だったとき、3歳のビション・フリーゼの男の子の犬を引き取りました。

この子の名前は、ミニオンと言いました。
クランドール家の子供達とはすぐに仲良くなり、夜は一緒に寝ていました。

ビションフリーゼ

ビションフリーゼ

ビションフリーゼは、フランス原産の小型犬です。
体高は30cm以下、体重は6kg前後の小型犬です。

体長がやや長く、全身に豊富な真っ白の被毛をまとっています。
ビションフリーゼは、明るく素直でフレンドリーな性格で、
人見知りが少なく、無駄吠えも少ないため、比較的飼いやすい犬種と言えます。

ミニオンもとても好奇心が旺盛でした。

当時、スキップさんの家にはもう一匹、犬がいたのですが、
ある日のこと、裏庭の門が誤って開いたままになっていて、ミニオンはその犬と一緒に外へ出てしまったのです。

スキップさんは当時の状況について、「一匹は戻ってきたが、ミニオンは戻ってこなかった」と話しました。

クランドール家のみんなはミニオンを探し回り、看板も立てて、近所の人たちにも捜索を頼みました。
しかし、発見には至りませんでした。

「本当に、とても悲しかったです」と、娘のカリーさんは当時のことを振り返ります。

ミニオンが失踪してから1か月

ミニオンが失踪してから1か月

ミニオンが失踪してから1か月が経過しましたが、手掛かりはありませんでした。
「私たちは、彼に再び会う可能性は低いと思いました。最悪の事態を想像し、悲しい気持ちになりました。」と、スキップさんは語りました。

時間が経つにつれて、子どもたちは成長し、新しい犬も迎えました。
そしてミニオン失踪から12年経ったある日。

覚えのない電話番号での留守番メッセージが残されていました。
電話をかけてきたのは、マリコパ郡の動物管理職員のアリッサ・サンフォードさんでした。

留守番メッセージの内容は
「犬を保護しました。名前はミニオンです。もし心当たりがあるなら、折り返し電話してください」でした。

愛犬ミニオンが見つかった

愛犬ミニオンが見つかった

アリッサさんはその日のことを振り返り、こう語りました。

「野良犬の通報があって、現場でいつもしているようにマイクロチップをチェックしたのです。
コンピューターで情報を確認すると、最後に更新されたと報告されているのは2011年でした。
あまりにも長い時間が経っていたので、その時の飼い主のままという可能性は、非常に低いと思いました。」

マイクロチップ

アリッサさんはマイクロチップに登録されていた最初の番号に電話をかけましたが、つながらず。
もうひとつの番号にかけて、とメッセージを残したのでした。

そのときアリッサさんは、ミニオンがどれくらいの期間、行方不明になっていたのか知りませんでした。
そのため、スキップさんから折り返し電話があり、ミニオンが12年もの間、行方不明だと言われて驚いたといいます。

「それだけの時間が経ったのに、犬がまだここにいるなんて、そんなことがあり得るとは思いもしませんでした。
私はスキップさんに、

『犬はまだあなたの名前で登録されているので、犬を連れ戻してもいいですよ。
ただし、もう15歳になってるので、かつて知っていたのと同じ遊び心のある子犬を期待してはいけない。
昔のような関係でいられるかわかりませんけどね』と伝えたのです。」

アリッサさんは、スキップさん家族の元へミニオンを連れていくことになりました。
すでに15歳のミニオンは、動作が遅く、目も曇っていたので、どのくらい見えているのかよくわかりませんでした。
歯もあまり残っていませんでした。

米国の愛犬団体「アメリカンケネルクラブ」によると、ビションフリーゼは好奇心旺盛な犬種で、平均寿命は14~15年だそうです。

ビションフリーゼ~奇跡の生還

ビションフリーゼ~奇跡の生還

アリッサさんとミニオンが、スキップさんの家に到着しました。

覚悟していた、スキップさんですが、意外な驚きに見舞われました。
彼はこう振り返ります。

「ミニオンは私たちを認識すると、シッポを振り始めました。彼はすぐに小走りで、家の中に入ってほかの犬たちと遊び始めたのです。本当に驚きました。本当に感動しました。」

娘のカリーさんも、駆け付けてきました。
「私が中に入ると、彼は私を見て飛び跳ね始め、それからこちらに来て私の足やあらゆるものを舐め始めました」
「そして、私がしゃがむと、彼は私の上に乗ってきて、私に抱きついてきました。あの再会は本当にうれしかったです。」
と彼女は言いました。

犬が持つ驚異の記憶力

犬が持つ驚異の記憶力

犬は、人、環境、物体、さらには状況を含む連想を通じて記憶を作ります。
また、視覚や嗅覚でも人を認識します。
犬は「あなたの匂いをファイ​​ルに保存できる、信じられないほどの嗅覚記憶バンク」を持っているのです。

「年齢的に、彼には気をつけなければならないことがいくつかありますが、彼は他の犬と同じように、車に乗ったり、窓の外に頭をぶら下げたりするのが好きです。だから私たちは彼を再び迎えられたことに興奮しています。そして、彼はここで私たちと一緒に数年間楽しい時間を過ごせるでしょう。」
とスキップさんは話します。

そして、「彼らは首輪を失う可能性はあるけど、チップを失うことは決してないので、これは非常に重要です。それがなかったら、私たちは彼を見つけることはできなかったでしょう」と、マイクロチップの重要性を語りました。

長い間、離れていたけど、ミニオンは、また家族に戻れました。
これからは幸せに暮らしてね。

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